東山見聞録

　私は中国出身で、日本の文化を学びたくて京都に来ました。今回は、私の故郷の郷土料理を和風にアレンジしたレシピをご紹介します。
　具だくさんの茶碗蒸しのような感覚のメニューです。中国では鶏の骨などでだしを取りますが、そこは昆布だしであっさりと。アツアツの蒸し上がりに温かいあんをかけて仕上げるので、体も温まりますよ。

清水順正　おかべ家
調理部
王笑海
（おうしょうかい）

（2人分）



卵	・・・・・	3個
菜の花	・・・・・	少々
【A】塩	・・・・・	少々
【A】酒	・・・・・	少々
【B】水	・・・・・	180cc
【B】昆布	・・・・・	適量
【B】鶏ガラスープの素	・・・・・	大さじ1
【B】砂糖	・・・・・	大さじ1
【C】水	・・・・・	200cc
【C】昆布	・・・・・	適量
【C】薄口醤油	・・・・・	大さじ3
【C】みりん	・・・・・	大さじ3
【C】片栗粉	・・・・・	大さじ1
【D】小海老	・・・・・	4～5匹
【D】ベーコン	・・・・・	3枚
【D】椎茸	・・・・・	2枚
【D】とうふ	・・・・・	4分の1丁
【D】粒コーン	・・・・・	適量
【D】グリーンピース	・・・・・	適量

(1)【D】のとうふは約1センチ角、椎茸は薄切り、ベーコンは約5ミリ幅に切る。小海老は殻をむいて背わたをとり、【A】を振りかけてから軽く湯通ししておく。

(2)鍋に【B】を加えて、沸騰したら火を止める

(3)ボウルに卵を割ってよく溶きほぐし、冷やした2と混ぜ合わせる

(4) 器に3を注ぎ、蓋（またはラップ）をして蒸し器に入れ、20分ほど蒸す

(5) 【C】を別の鍋に入れて弱火にかけ、沸騰したら水溶き片栗粉を加えて混ぜながらひと煮立ちさせ、あんを作る。菜の花は軽く茹でておく。

(6) 蒸しあがったら4の蓋を開け、【D】をのせて蓋をして5分ほど蒸す。

(7) 蒸しあがった6の蓋を開け、5のあんをかけて菜の花を添えたら出来上がり。

具材の大きさをなるべく同じぐらいになるよう切ると、熱が均一に通ります。
砂糖などの分量はお好みで加減を。