湯どうふの順正
しるす 訪れる 味わう 旬の味わい 京のこばなし 平成とうふ百珍 拝観・見学一覧 絵ハガキ マップ バックナンバー ホーム
-KYOTO-CITY ZOO- 巡る
より近く、楽しくなった『京都市動物園』を訪ねて
より近く、楽しくなった『京都市動物園』を訪ねて

春爛漫。桜が咲き誇る岡崎に足を運ぶなら、ぜひ寄っていただきたい場所があります。京都に住まう人なら、おそらく誰もが子供の頃に訪ねた京都市動物園です。日本で2番目に古い動物園として明治36年に開園して以来、地域の人たちに代々愛されてきた場所が、実に7年の歳月をかけて新しく生まれ変わったのが平成27年秋。いよいよリニューアルして初めての春を迎えています。

鮮やかな模様が美しいアムールトラが頭上を悠然と歩き、ガラス越しにライオンが気持ちよさそうにあくびする臨場感。アミメキリンの親子が食事をする様子を、キリンの顔と同じ高さから至近距離で眺める驚き…。新しくなった園内では、まず動物たちの生き生きとした行動を間近で見られることに心が躍ります。

「一番に目指したのは、”近さ”と”立体感”。比較的コンパクトな敷地の中で、動物たちの生活スペースをゆったり確保しながら、その行動をできるだけ近くで見ていただきたい。そのために、それぞれの動物舎を立体構造にしたり、高いところに木道を設置したり、あれこれ工夫しました」と語るのは、山光史園長。「今回のリニューアルでは、市民の皆様からお寄せいただいたご意見を目一杯取り入れています。動物たちとの距離感や入園料のいらない休憩スペース、動物関連の本を読みながらくつろげる図書館カフェ、園内を眺めながら食事ができるレストラン…。さまざまなアイデアを形にすることで、大人まで楽しめる場所になりました」。

そう、子どもが楽しむ場所から、大人まで心が動く場所へ一新した動物園。たとえば、園内や園に沿う疏水に咲き誇る桜を背景に、木道からキリンを眺めたり、そのコントラストをご自慢のカメラで写真におさめたり、なんて楽しみ方も新しい動物園だからこその大人の楽しみ方かもしれません。

春や夏、秋には夜間開園も実施され、昼間とは一味違った表情も楽しめるとのこと。疏水沿いの桜をライトアップする春は、格別な見応えが期待できるのではないでしょうか。地元京都の人の想いが詰まった動物園は、ますます魅力を増して新たな歴史を刻み始めていました。

 

京都市動物園 山光史 園長

京都市動物園 山光史 園長

「全面改修しつつも、日本で2番目に古い観覧車は昔のままの姿で残しました。実は観覧車の上は、知る人ぞ知る岡崎のビュースポット。動物たちの息づかいとともに、春の絶景も楽しんでくだ さい」。


北山連峰のシルエットを取り入れたデザインが特徴的な観覧温室。世界各国のさまざまな原種を観賞することができます。

平成26年にラオスから寄贈された4頭の子ゾウが仲良く水浴びする様子が愛らしい。

北山連峰のシルエットを取り入れたデザインが特徴的な観覧温室。世界各国のさまざまな原種を観賞することができます。

お母さんキリン「ミライ」の後ろ脚内側にはハートの模様が。

Information
京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町 岡崎公園内
TEL:075(771)0210

ページの先頭へ

ページの先頭へ