京都の御所紫宸殿(ごしょししんでん)を中心に十二支の方角の寺院に祀られた妙見大菩薩をめぐる「洛陽十二支妙見めぐり」。江戸時代の貴族や庶民の間で栄え、その後衰退。1986年に200年ぶりに復興し、今に至ります。自分の干支にあたる寺院からお参りするもよし、今年の干支にあたる寺院からお参りするもよし。新たな年を、干支めぐりで始めてみませんか。
世界の十二支事情
日本の十二支は、「鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪」。お隣の中国や韓国では、「猪」には「豚」、チベットやベトナムでは、「兎」の代わりに「猫」が入ります。ベトナムではさらに、「牛」が「水牛」、「羊」には「山羊」となっています。こうして見てみると、それぞれのお国柄や、生息する動物たちとの関わりが反映されていることが分かります。