京都には、室町時代から京の七福神信仰が町衆の間で広まりました。「京の七福神」とは、ゑびす神・大黒天(だいこくてん)・弁財天(べんざいてん)・福禄寿神(ふくろくじゅじん)・寿老神(じゅろうじん)・布袋尊(ほていそん)と、あと一神。北方の守護神で、仏教を守護する四天王のひとり。甲冑姿が印象的です。
春の南禅寺界隈の眺めは、価(あたい)億両!
天下の大泥棒石川五右衛門。彼は南禅寺三門からの眺めを「絶景かな、絶景かな。春の眺めは価千金とは小せぇ小せぇ。この五右衛門には値万両、万々両・・・」と、夕暮れ時の満開の桜を眼下にうそぶいたといいます。
でも、今の南禅寺や岡崎周辺の素晴らしさを考えると、もっと高く見積もってもいいのでは、なんて私は思うのです。だって、南禅寺の桜の美しさはもちろんのこと、琵琶湖疏水沿いのソメイヨシノや山桜を、昼も夜も楽しめるんですから。だから私にとっては、南禅寺界隈の眺めは“価億両”!南禅寺や岡崎周辺が桃色に変わる春を、ぜひ皆さまにも楽しんでもらいたいですね。 |
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南禅寺順正 サービス係
八木 嘉奈子(やぎかなこ) |