京都の夏は、じめじめと暑く、食欲も下降気味…。そんな夏にピッタリの涼を呼ぶ逸品をご紹介します。主役は、もっちりふわっとした白玉豆腐。そして、京で包丁を握る料理人として選んだ伝統野菜、じゅんさいです。夏、水面に紫紅色の花を開き、卵形の実をつける野菜を使って、目にも涼やかな冷やしものに仕上げました。白玉豆腐は、ヘルシーなので、黒蜜やあんこをかけてスイーツにしても喜ばれますよ。
祇園・円山 かがり火
調理部 尾野 勝朗
(3〜5人分)
白玉粉
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130g
豆腐
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半丁(約200g)
じゅんさい
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1パック
胡瓜
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1/2本
[かけ汁]※
出汁
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70t
薄口しょうゆ
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10t
みりん
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10t
おろし柚子
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少々
(1)
鍋にかけ汁※の材料を合わせ、沸騰したら火から下ろし、粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
(2)
ボールに白玉粉と、軽く水切りした豆腐を入れ、しっとりと耳たぶくらいの弾力になるまで練ります。
(3)
小さくちぎって丸めた2を、沸騰したお湯に入れ、浮いてきたらお湯からあげ、冷水に取ります。
(4)
沸騰したお湯にじゅんさいをさっと湯通しし、冷水に取ります。胡瓜は軽く塩でもみ、食べやすい大きさに切ります。
(5)
器に3、4を盛り、よく冷えた1をかけて出来上がりです。
何と言っても、かけ汁をよく冷やすこと。器も冷やしておくとより一層涼やかです。