東山見聞録

私の故郷の中国でも、豆腐は大変ポピュラーな食材です。その種類は、日本に勝るとも劣らないほど。今回は、その中国で家庭料理として広く普及している「紅焼豆腐（ホンショウドウフ）」をご紹介したいと思います。これは日本で言うところの「カレー」のような存在で、各家庭で作られており、使う食材や味つけはそれぞれに独自のアレンジが見られるようなメニューです。
　猛暑で食欲が出ない時には、ごま油の香ばしいにおいが鼻腔をくすぐるこちらのメニューをぜひ、お試しください！

清水順正おかべ家
調理部
孟強

材料（3～4人前）

豆腐…………………1丁（400g）
市販の木綿豆腐

干ししいたけ…………5個
筍……………………1本（90g）
人参…………………1本（90g）
水……………………180cc

調味料
［A］
濃口しょうゆ………･…大匙1
砂糖……………･……大匙1
胡椒…………………･小匙1/2
塩……………………･小匙1/2

油……………………大匙3
片栗粉………………小匙1
ごま油………………小匙1/2
ねぎ…………………･少々

(1) 豆腐を半分に切り、さらにそれぞれを8等分に切ります。（1丁で16等分の計算ですが、あくまでも目安です。）
(2) しいたけを水でもどして3等分に切り、筍を縦4等分にして薄切りし、人参を縦半分にして薄切りします。
(3) フライパンに油を入れ、豆腐を入れて蓋を閉めじっくりと焼きます。豆腐の両面がきつね色になるまで焼いたら、皿に移します。
(4) フライパンに余った油で、しいたけ、筍、人参を炒めて香りが出たら、豆腐と調味料［A］を入れて軽く炒め、用意した水を加えて煮ます。
(5) 水がなくなる前に、片栗粉で軽くとろみをつけます。ごま油をかけて、出来上がりです。
(6) 皿に移して、ねぎをのせたら完成です。

焼く際に形がくずれてしまうのを防ぐため、豆腐の水切りは十分に行ってください。