編集スタッフ行き付けの居酒屋『ひと色』は、銀閣寺にほど近い北白川にあります。大将と呼ぶのがピッタリの中さんは奄美出身、ホテルの調理師として京都に着いたのですが『驚いたのは豆腐の美味しさ、カルチャーショックを受けました(笑)』。この豆腐を存分に使う店を持ちたいと一念発起、ひと工夫した豆腐料理を出す『ひと色』を開店しました。
 こんな大将に涼しげな豆腐料理を紹介してと頼み込みました。『うちの店でデザートとして出しているものをアレンジしましょう。よく冷やしてお召し上がりください。暑い夏には最高ですよ。』と、梅風味豆腐ゼリー寄せの作り方を教えていただきました。豆腐を知り尽くした達人のこのレシピ、ぜひ一度お試しください。
 
酒味酒肴 ひと色 大将
中 房光さん



材料(四人前)
豆乳・・・・・・・・・・・・・・400cc
昆布出汁・・・・・・・・・・400cc
板ゼラチン・・・・・・・・・4枚(12g)
梅肉・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
絹ごし豆腐・・・・・・・・・・・・・・半丁
そうめん・・・・・・・・・・・・・・・・・一束
  茹エビ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4尾
茹オクラ・・・・・・・・・・・・・・・・・4本
錦糸玉子・・・・・・・・・・・・・・・・適量
薬味・・・・・・・・・・・・・・・・お好みで
そうめん出汁・・・・・・・・・・・・・適量

作り方
1・豆乳、昆布出汁を合せ、ひと煮立させ 60度位にさました後、ゼラチンを溶かし 梅肉を混ぜ茶こし等で漉しアラ熱をとる。

2・ガラスの器を4ツ用意し、四等分した 絹ごし豆腐を各々の器の中心におき、1を流し冷蔵庫で冷やす。

3・固まった2の上にそうめん、エビ、オクラ、 刻んだ錦糸玉子をトッピングする。

4・薬味はお好みでネギ、おろし生姜、柚子、 針海苔、きざみ茗荷等をあしらう。

5・市販のそうめん出汁を適量かけてでき あがり。
 


溶かす板ゼラチンは前もって冷水で戻しておきます。仕上にジュンサイを散らせば、さらに涼味が増します。そうめん出汁以外にドレッシングや中華風のタレでも美味しくいただけます。
 また、梅肉を抹茶に変え黒蜜やきな粉をかけるとデザートにも早変わり!色々とアレンジしてお楽しみください。

酒味酒肴 ひと色
京都市左京区北白川上別当町13-5 TEL 075(723)0389